フロストシュガーは、溶けやすい砂糖です。

フロストシュガーとは

 

 

フロストシュガーとは多孔質の顆粒状をしている砂糖で、固まりにくく、水に溶けやすくしたものです。

 

多孔質・・・小さな気孔がひじょうに沢山あること。
顆粒(かりゅう)・・・粉末よりも粒の大きさを大きくしたもの。かぜ薬などでよく見かけます。
フロスト(FROST)・・・霜(しも)
フロストシュガー・・・霜のように水にすぐ溶ける砂糖。

フロストシュガーの特長

 

 

ヨーグルトや果物など、コーヒーなどと比べて水分の少ない物を甘くしたいとき、普通の砂糖ではなかなか溶けないので困ってしまいます。そんな時に威力を発揮するのはフロストシュガーです。

 

 

フロストシュガーの特長

 

1・・・溶けやすい。

 

ヨーグルトや果物など比較的水分の少ない物や、冷たい水などにもよく溶けて、溶けずに残った砂糖が「玉」になりません。

 

原因は、多孔質(小さな穴が沢山あいている)なので、砂糖の粒の中に沢山の空気を含んでいて、その中に水分が侵入するので簡単に溶けるためです。

 

 

2・・・泡立ちやすい。

 

多孔質(小さな穴が沢山あいている)の中に入っている空気が、クリームをホイップするときの手伝いをしてくれます。

 

 

3・・・香りを溜める。

 

果物にかけた時、多孔質(小さな穴が沢山あいている)の中に香りを溜めてくれるので、香りが引き立ちます。

 

 

 

 

フロストシュガーの味

 

フロストシュガーの原材料はグラニュー糖なので、純度が高く淡白な味が特長で、素材に甘さだけを付けてくれる砂糖です。

 

素材を純粋に甘くすることができるので、デリケートな物にも安心して使うことができます。

 

ちなみに、上白糖を混ぜると微妙に味が変わります。原因は、上白糖に含まれている転化糖です。

 

 

 

以前はプレーンヨーグルトの中に小袋で入っていたんですが、最近は入っていなくなったので、どんな砂糖なのか?お試しができなくなってしまいました。ちょっと残念です。

 

フロストシュガーの食感は、「モソモソ」してお世辞にも美味しいものではありません。もともと、そのまま食べて楽しむ砂糖ではないので何の問題も無いのですが、ヨーグルトや果物に混ぜて大活躍する姿からは想像できない、「役立たず」ぶりです。食べ物と食感の関係性の実験としては、興味深い物があります。

 

 

蛇足・・・フロストシュガーの原材料を粉砂糖としているところもありますが、粉砂糖の原材料もグラニュー糖なので同じことです。日新製糖さんではグラニュー糖を採用しています。

 

フロストシュガーの注意する点

 

フロストシュガーは、多孔質(小さな穴が沢山あいている)な為に、顆粒状になっています。

 

結果、カザが大きくなってしまい、普段と同じスプーンで同じように使うと味が薄くなってしまいます。(同じ重量で使ってくれれば味は同じです。)

フロストシュガーのカロリーとミネラル分

 

日新製糖フロストシュガーのパッケージには、フロストシュガーのカロリーは、100g当たり400kcalと記載されています。

 

ところが、原材料のグラニュー糖は7訂食品成分表によると100g当たり387kcalです。フロストシュガーはグラニュー糖をを改造しただけの砂糖なのでカロリーが増える訳はありません。

 

この違いは、「分かり易くするため」です。100g当たり387kcalよりも、100g当たり400kcalのほうが実生活には役に立つのでこちらを採用したのでしょう。

 

 

顆粒状糖(フロストシュガー)のミネラル分ですが、こちらは期待しないでください。

 

原材料のグラニュー糖は、その成分の99.9%はショ糖です。(5訂食品成分表より)ミネラル分の入り込む余地はありません。その分、素材に余分な味を付けずに甘さだけを付けてくれるのです。

 

砂糖からミネラル分を摂ろうとしないで、食品から摂るべきでしょう。

 

 

フロストシュガーはこんなところでも使われています。

 

原材料はグラニュー糖となっていますが、日新製糖公式通販ページには、

 

・お砂糖(フロストシュガー)とガム質を主体に作った粉末状のシュガークラフト用原料です。
・水を加えて練り込むだけで簡単にシュガーペーストを作ることができます。
・シュガークラフト愛好家の方々に、長年ご愛顧いただいている人気定番商品です。

 

このように説明されています。これは、一番元になる原材料がグラニュー糖で、それを加工してシュガークラフト用のお砂糖にしているためです。

 

 

フロストシュガーとグラニュー糖の関係

このグラフを見るとグラニュー糖は沢山使われているように見えますが、業務用に使われることが多いため、一般家庭では、「上白糖」のほうが使われています。

 

フロストシュガーや粉砂糖、角砂糖(一般的なもの)の原料は「グラニュー糖」になります。グラニュー糖の99.9%は「ショ糖」で出来ていて、食材に甘さだけを付けてくれます。(5訂食品成分表より)

 

 

 

 

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