デキストリンは、デンプンを低分子化したものです。

陰に隠れて大活躍している「デキストリン」

 

デキストリンは、ジャガイモやトウモロコシのデンプンを低分子化したもので、デンプンと麦芽糖の間にあるもので、多糖類に分類されます。種類が豊富でいろいろな用途に使われています。

 

デキストリンにはいろいろな性質のものがあります。

・甘味が全然ない物から少し甘味のある物

 

・水に溶けやすい物から水に溶けにくい物

 

・サラッとしている物から糊のような物

 

・消化される物から消化されにくい物(難消化性デキストリン)

 

このように沢山の性質があるので、いろいろな食品に使われています。要は、デンプンに細工をして、使い道を増やしたものです。

デンプンとデキストリンの関係

デンプン(多糖類)>デキストリン(多糖類)>麦芽糖(二糖類)>ブドウ糖(単糖類)という関係で、デンプンが一番分子量が大きくなります。ただ、デンプンやデキストリンは種類が多く、デンプンに近いデキストリンから麦芽糖に近いデキストリンまで用途によって使い分けられています。


 

デンプンとデキストリン・麦芽糖の関係で分かり易い例としては、ご飯(デンプン)を長く噛んでいると、口の中で唾液と混じり、唾液の中に入っている消化酵素のアミラーゼによって、デキストリンや麦芽糖(マルトース)に分解されて、お腹の中でブドウ糖(グルコース)まで分解されて、小腸から吸収されます。

 

ご飯が口の中で甘くなるのは、麦芽糖(マルトース)のおかげで、麦芽糖は、ブドウ糖が2つ結合したものです。ちなみに、砂糖の主原料である、ショ糖(スクロース)はブドウ糖と果糖が結合したものです。

 

 

デキストリンの働き

デキストリンは食品の味付けに関して良い仕事をしてくれます。

 

・しょう油など液体を粉末状にする。(味を変えないで粉末にする)

 

・たれにとろみを付ける。(食品にかけるとそのまま留まっている)

 

・調味料を均一に付ける(糊のイメージ、おせんべいのどこを食べても同じ味がする。))

 

・粉末の食品を溶けやすくする。(粉末のスープ)

 

・分離しやすいものを、分離しにくくする。

 

 

 

 

 

このように「デキストリン」は食品の味付けにはなくてはならない重要な役割をはたしています。

 

 

難消化性デキストリンの働き

詳しくは難消化性デキストリンのページへどうぞ

 

・お腹の調子を整える。(水溶性食物繊維)

 

・食後の血糖値の上昇を緩やかにします。

 

・脂肪の吸収がゆっくりになります。

 

・ミネラル分の吸収が良くなります。

 

個人的にはデキストリンの使い道の広さに興味があるのですが、世間は圧倒的に難消化性デキストリンに興味を持っています。「手軽に食物繊維を摂ることができる。」やっぱり魅力的ですね。

 

 

 

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