マルチトール(還元麦芽糖)の特徴

還元麦芽糖(マルチトール)

このチョコレートは、甘味料を砂糖の替わりにマルチトールを使っています。味は全体敵に薄味に仕上がっていますが、同じ糖アルコールの仲間のキシリトールのような清涼感は無く、食べやすいと思います。砂糖不使用と言っても、チョコレートなので、それなりにカロリーはあります。


 

還元麦芽糖はマルチトールとも呼ばれ、麦芽糖(マルトース)を還元(水素を添加)することでできます。糖の分類としては、還元麦芽糖(マルチトール)は糖アルコールに分類され、麦芽糖(マルトース)は二糖類に分類されます。名前は似ていますが、性質がだいぶ違います。(下に図があります。)

 

還元麦芽糖(マルチトール)の原料は、とうもろこしやじゃがいもなどのデンプンから作られています。

 

 

 

還元麦芽糖(マルチトール)の甘味度は、砂糖の約80%位で、キシリトールのように清涼感のある甘さではなく、砂糖に近い甘さの質です。(ここがポイント)カロリーは1gあたり約2kcalで、砂糖の1gあたり約4kcalの半分です。甘味度について、ショ糖(砂糖の主成分)の甘さを100%として相対的な甘味の強さを表したもので、人間の舌に頼ったものです。いろいろな文献で多少数字にばらつきがあるのはこのためです。

 

キシリトールで有名になりましたが、糖アルコールの特徴で、虫歯菌のエサになりにくい(虫歯になりにくい)というのがあります。糖アルコールの一種である、還元麦芽糖(マルチトール)も虫歯菌のエサになりにくいという性質を持っています。ただ、一度に沢山摂取すると、キシリトールなどと同じように、お腹が緩くなってしまう可能性があります。

 

還元麦芽糖(マルチトール)はクセのない低カロリー甘味料(1gあたり約2kcal)として、ガムやキャンデーをはじめとして、いろいろな食品に使われています。マルチトールを使った物で一番分かり易いと思うのは、粒ガムの表面に使われているものです。

 

還元麦芽糖(マルチトール)とキシリトールとの違いは味です。還元麦芽糖(マルチトール)は比較的砂糖に近い甘さですが、キシリトールには清涼感があります。この違いによって、キシリトール入りのお菓子と還元麦芽糖(マルチトール)入りのお菓子の両方が存在することになります。(エリスリトールはどちらかといえばキシリトールに近い感じです。)

 

 

★糖アルコールって何なんだ??
糖アルコールは、水素を添加していると言われていますが、 「だから、何なんだ!」 という疑問が出てくると思います。糖アルコールは、麦芽糖などの原料に水素原子を2個くっつけたものですが、これによって、体内の消化酵素が糖アルコールを分解することができなくなります。この効果によって低カロリー甘味料になります。これがメリットです。ところが、糖アルコールが、分解されずに大腸まで行ってしまうので、水分が吸収できなくなってしまい(浸透圧の関係)、大量に摂取した場合は下痢になってしまいます。これが、デメリットです。理系の人に言わせればだいぶ乱暴な説明だと思いますが、大ざっぱにはこんなところです。

 

 

還元麦芽糖水飴は、還元麦芽糖(マルチトール)を75%以上含んだ水飴です。シュガーレス系の飴などに普通の水飴の替わりとして使われています。

 

 

還元麦芽糖(マルチトール)を利用した低カロリー甘味料のマービーは使われている方も多いと思います。

 

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