難消化性デキストリンは、水溶性の食物繊維です。

難消化性デキストリン

難消化性デキストリンとは、トウモロコシやジャガイモなどのデンプンから作ったもので、水溶性の食物繊維です。デキストリンの仲間で消化、吸収されにくいものをさします。現代人の食生活では不足しがちな食物繊維を補うために使われています。

 

難消化性デキストリンというと難しそうな名前ですが、実際はデンプンの分子を少し小さくしただけのものを「デキストリン」と呼び、デキストリンの仲間の中から、人間が消化吸収できないものを「難消化性デキストリン」と言っているだけです。「デンプンもどき」ですね。このデキストリンをさらに細かくすると「麦芽糖」になり、さらに細かくすると「ブドウ糖」になります。

 

デンプン>デキストリン(難消化性デキストリン)>麦芽糖>ブドウ糖、こんな関係です。

 

 

・デキストリン・・・デンプンの一種で、デンプンよりも分子量が小さいもの。(デンプンよりもブドウ糖分子の結合の数が少ない。)
・デンプン・・・ブドウ糖(グルコース)分子が沢山結合したもの。
・分子・・・その物質の性質をもっている、一番小さな粒( ブドウ糖を例にすると、ブドウ糖分子までは単糖類に分類されて甘い。ブドウ糖分子をさらに分けるとブドウ糖で無くなってしまう。)
・食物繊維・・・人間では消化吸収できない食べ物の成分で炭水化物に分類される。

 

 

難消化性デキストリンの安全性ですが、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)では、1日の摂取量の上限を定める必要がないほど、安全な食品素材とされていて、日本では、糖や脂肪の吸収を抑える効果があるとして、厚生労働省許可による特定保険用食品(トクホ)として指定されています。

 

 

 

難消化性デキストリンの味ですが、直ぐに溶けて甘みもなく、粘度が低いのでお料理の味、見た目を変えることがありませんので多くの食品に添加されています。

 

 

難消化性デキストリンの働き

 

一言「お腹の調子を整える。」これに尽きると思います。

 

難消化性デキストリンは、水溶性の食物繊維なので、水分を抱え込み保持するので、便が柔らかになり、便の量も増えて便秘解消に役立ちます。さらに、腸の中のビフィズス菌のエサになることで、善玉菌を増やす効果があります。(人間が消化吸収できないので善玉菌の食べる分が残っているという理屈です。)

 

「食後の血糖値の上昇を緩やかにします。」

 

炭水化物を消化するとブドウ糖ができます。そのブドウ糖を小腸が吸収して人間のエネルギー源にしますが、その吸収スピードが遅くなります。遅くなると血液中にブドウ糖が急に増えないので一度にインシュリンを出さなくて済み、体への負担が少なくなります。

 

「脂肪の吸収がゆっくりになります。」

 

「ミネラル分の吸収が良くなります。」

 

 

難消化性デキストリンは、手軽に取れる食物繊維として沢山使用されています。安全性も、特定保険用食品(トクホ)としても認められているので安心できます。

 

 

 

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