糖アルコールは、身近な甘味料です。

糖アルコール

虫歯になりにくいということで有名なキシリトールも糖アルコールの仲間です。


 

糖アルコールとは、砂糖やブドウ糖、オリゴ糖などと同じ糖質に分類される低カロリー甘味料の総称です。(下に分類図があります。)

 

特徴としては・熱や酸に強い。
        ・消化されにくい。
        ・虫歯になりにくい。などの特徴があります。
この特徴を活かして、食品や医薬品、工業製品など幅広く利用されています。

 

糖アルコールは、麦芽糖などの原料に水素原子を2個くっつけたものですが、これによって、体内の消化酵素が糖アルコールを分解することができなくなります。この効果によって低カロリー甘味料になります。これがメリットです。ところが、糖アルコールが、分解されずに大腸まで行ってしまうので、水分が吸収できなくなってしまい(浸透圧の関係)、大量に摂取した場合は下痢になってしまいます。これが、デメリットです。

 

 

 

原材料としては、デンプン、ショ糖、キシラン、ブドウ糖などが使われています。これらの原材料に水素を添加して糖アルコールは製造されています。また、天然素材が原料なので、合成甘味料には分類されません。

 

 

主な糖アルコールの種類
・ソルビトール  1gあたり3kcal  甘味度約60%  虫歯菌のエサになりません。

 

・キシリトール  1gあたり3kcal  甘味度約100% 虫歯菌のエサになりません。 

 

・マルチトール  1gあたり2kcal  甘味度約80%  虫歯菌のエサになりません。

 

・エリスリトール  1gあたり0kial  甘味度約75%  虫歯菌のエサになりません。

 

比較として
・ショ糖(砂糖) 1gあたり4kcal  甘味度100%   虫歯菌のエサになります。

 

 

特にキシリトールは、虫歯になりにくい甘味料として、ガムやキャンディに使われているので有名ですが、キシリトールだけが虫歯になりにくいという訳ではありません。糖アルコール全体の特徴です。虫歯菌は、砂糖などをエサにして繁殖しますが、その時にできる酸が歯を溶かして虫歯になります。キシリトールを初めとした糖アルコールは、虫歯菌のエサになりにくいので、酸ができずに虫歯にならないということです。

 

注意して欲しいのは、キシリトールは虫歯菌のエサにはならないけれど、その食品に砂糖が混ざっていれば、その砂糖は虫歯菌のエサになります。キシリトールは甘味料であり、虫歯菌を殺す訳ではありません。油断は禁物です。キシリトールの良いところは、甘味度がショ糖(砂糖)と同じ位で他の糖アルコールよりも甘いということです。(甘さは同じ位でも、甘さの質は違います。虫歯にならない砂糖、虫歯を治す砂糖ではありません。)


 

低カロリー甘味料としての糖アルコールですが、全てが消化吸収されない訳ではないので、血糖値は多少上がります。血糖値を気にされている方は注意してください。あくまで低カロリー甘味料です。ただ、エリスリトールだけは血糖値を上昇させません。エリスリトールは体内に吸収されますが、そのまま尿として排出されるそうです。(糖尿病の方も利用されています。)

 

 

糖アルコールは甘味度も、甘味の質も、風味も砂糖とは違います。どうしても糖アルコールの良い所ばかりを見てしまいがちですが、低カロリーで虫歯になりにくい砂糖ではありません。カロリーコントロールのために使うときは一度に沢山買わないで、初めは味見に徹した方が無難です。気に入ったものを見つけてからならまとめ買いも良いでしょう。

 

 

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